ごきげんよう
岐阜県多治見市駅横の交番の壁面
角を曲がればパトカーが2台も停まっている、そんな交番の壁面なんです。しばし立ち止まって見入っておりました。
言葉も表情も描かれてはいないのに、腰を曲げて目線を下げ、子供の世界に入ろうとする姿勢だけでこんなにも『温度』が伝わってくるものなんですね。交番と言う言葉だけで『権威』や『緊張』を連想しまいがちですが
自分の正しさを一度たたむ事
相手の高さに世界を合わせる事
急がず威張らず覆い被さらない事
と言う心の姿勢を『腰を曲げて話す』所作に感じます。
腰を折ると声が低くなり心が近くなる
腰を折ると身体もまぁるくなる、すると、声の角が取れる、言葉の速さが緩みます
低くなった分だけ心は届く
目線を合わせると正しさよりもぬくもりが先に届く
『腰を折る余裕』をどこかに忘れてしまった様な気がして、『まぁるい背中』のまま居るひとときを作ってみようとアレコレと考えておりました。本日はとても寒い日でした。
2025.12.26 by tayu