ごきげんよう
那智の瀧(和歌山県)
ひょんな事で出会った山梨県甲府市の御人から『今、那智さんにきています』とLINEがありました。金曜日に出逢い土曜日には色々なお話ができるようになり、『繋がりました笑笑❗️正しくLINEですっ』🤩 美しくて瀧の飛沫も優しくて、止まっている写真ですが、躍動感を感じ取れます。新緑も手伝い更に更に神々しく感じるのは私だけでしょうか?空気まで撮られている写真の様に思えました。ありがとうね。
やまとことばについて分かる範囲で、ここ何日か投稿していますが、もう一つお話ししましょう。やまとことばは情緒的でありますから、本来の意味に対する理解が無ければ、話す方も受け取る方も、かえってさまよって、語る効果が半減しそうなので気が致します。
瀧の飛沫が優しくて〜と初段に書きました。『優しい』の古語は『やさし』です。『やさし』の元は『やす(痩す)』であり、今の言葉で『痩せる』です。優しい→痩せる、なかなか納得がいきませんね。さてさて〜。
いにしえ人は、相手に対して自分が痩せる様な思いをする事を『やさし』と言っていました。相手の方のお立場、人となりがご立派な方等等、自分が肩身が狭くてなんだか恥ずかしくなって氣が引けたりして、身の細る思いをする、そう言う思いや気持ちを表す言葉が『やさし』でした。つまり、相手に対して尊敬の気持ちを表している言葉なんです。
人に優しい、環境に優しい、地球に優しいと、よく耳にしますが、具体的にどうしたら良いかを考える事がキーポイントになります。まず、自分が相手(モノや現象)に対して身が痩せるほどの思いをしているかどうか、自分に問うてみることからはじめると『大和魂』が喜んでピクピクするかも知れませんね。忙しい現代人には、やまとことばを使う時の気持ちなどを察するのは面倒かも知れませんが、忙しいからこそ落ち着いた時間の内で一呼吸置いて話す事も必要かも知れません。
取り敢えず『優しい』は相手に対して深く尊敬の気持ちを抱いて発信する言葉の様に感じます。
2025/5/12 by tayu